見出し画像

「とっとり手話フェス」にサイレンスの世界をお届けします!


手話言語条例って知っていますか?

突然ですが、「手話言語条例」という言葉を聞いたことがありますか?
手話言語条例は、手話を言語として明確に位置付けるとともに、ろう者が手話を使い日常生活や社会生活を安心して営むことができるよう、手話の普及や手話を使用できる環境を整備していくことを目的に制定されています。現在までに36都道府県をはじめ499の自治体が手話言語条例を制定しています。*

*36都道府県/19区/345市/94町/5村 計499自治体(2023年9月15日現在)
全日本ろうあ連盟調HPから引用 

鳥取県は全国に先駆け、2013年10月に「鳥取県手話言語条例」を制定。その10周年を記念して9月16日(土)から24日(日)まで「とっとり手話フェス」が開催されています。これは盛大にお祝いせねば…ということで、対話の森からもダイアログ・イン・サイレンスのメンバーが鳥取へ向かいました!

中国地方初開催!

影絵でラクダを作っているところ
鳥取と言えば、砂丘。砂丘と言えば…ラクダ!

実は、中国地方でDISを開催するのは今回が初めて!せっかくなので、今回のために鳥取の文化や名産などを取り入れたオリジナルコンテンツ「ダイアログ・イン・サイレンス ショーケース」をお届けすることにしました。参加者の皆さんには、聴覚障害者のアテンドのもと、顔の表情や身振り・手振りを用い、想像力と表現力を駆使してゲームに挑戦していただきます。プログラムの最後にはジェスチャーや手話、筆談など様々な方法で、体験中に生まれた気づきや発見を共有し、対話を通じて深めていきます。

スタッフから説明を受ける参加者たち
ヘッドセットを装着したら、いよいよ音のない世界へ行ってらっしゃ〜い!

このプログラムでは音声によるおしゃべりも、手話によるおしゃべりもお休みして、顔の表情と体の表現だけを使ってコミュニケーションをとっていくので、自然とアイコンタクトを取ったり、相手の動きに集中するようになってきます。最初は戸惑いながら参加している体験者の方も、ゲームが進んでいくうちに、どんどん積極的に、そして表情豊かに変わっていくのが印象的でした!

手で作った様々な形の写真を見ながらゲームをする参加者たち
この手の形から何が見えてくるかな?

エアカフェ®︎も同時開催☕️

お客様の注文を受けてエアで調理をするアテンドと、それを見守る参加者
何にもないけど、なんでもあるよ!想像でどんなものでも作っちゃう👩‍🍳

今回はコロナ禍まだ人が集い、気軽に会話や飲食を楽しむことが難しかった時期に生まれたあの大人気プログラム、エアカフェ®︎も同時開催しています。

エアカフェ®︎はマスクを着けたままジュースもケーキも「おいしく楽しめる」エア(空想的) な喫茶店。シェフを務めるのはダイアログ・イン・サイレンスで活躍するアテンドスタッフ達です。豊かな表情とボディランゲージを用い、リアルな飲食以上のおもてなしを提供いたします🫶

マスクをはずせるようになった現在も、言葉を超えたコミュニケーションを体験できるプログラムとして、とっても人気です❤️

エア縄跳びをする参加者とアテンド
ミックスジュースを作る過程で問題が起きたようです?! 

アテンドスタッフ、参加者という役割を超えて、ジャズセッションの様にアイディアを持ち寄り、即興で共にエアカフェ®の世界を作っていくのがこのプログラムの面白いところ。ケーキを作るのに、農場にミルクを絞りに行ったり、畑でイチゴを摘んだり...想像力で限界のない楽しさを生み出していきます。今回は鳥取スペシャルということで、鳥取の名産で今が旬の梨ジュースや、とうふちくわや、蟹の味噌汁も特別にご提供しています!

「とっとり手話フェス」は24日(日)まで!

ダイアログ・イン・サイレンス ショーケース、そしてエアカフェ®︎をご体験いただける「とっとり手話フェス」は24日(日)までの開催です。DISは事前予約優先となりますので、体験を希望される方は下記のサイトから是非ご予約ください!

そしてエアカフェ®︎のオープン時間は下記の通りです。こちらは参加申込不要ですので、直接エントランスのフリースペースにお越しください。会場で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

①11:00〜12:00
②13:30〜14:30
③15:30〜16:30