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『アイメイト』って知ってる?

ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドの中に、『アイメイト』という視覚障害者の歩行を支える盲導犬の飼育奉仕(ボランティア)をしているスタッフがいます。

ただ子犬を飼っているのとは異なる、『アイメイト』という特別な家族について、公益財団法人アイメイト協会さんにお話を伺いました。
今回は”アイメイト特集”として、2回に渡り記事を連載していきます🐶


盲導犬ではない、アイメイトってなに?

せとせっとが飼育奉仕しているアイメイト候補犬のうるしくん(仮名)

アイメイトとは、アイメイト協会出身の盲導犬の呼び名で、視覚障害者の『目』として、安全な歩行を助ける犬です。アイには「I(私)」「EYE(目)」「愛(LOVE)」の3つの意味がこめられ、アイメイトは「私の愛する目の仲間」を意味しているそうです。

ひと口に「盲導犬」と呼んでしまいがちですが、育成団体ごとに、それぞれの考え方や指導法があります。アイメイト協会には、常時50頭ほどの候補犬がおり、年間約20組のアイメイトペアが送り出されています。アイメイトとしてデビューする際には使用者さんと4週間の歩行指導があり、使用者1人とアイメイト1頭でどこにでも安全に行ける状態になったら正式にデビューすることができます。

アイメイトについてはアイメイト協会のHPにて、より詳しい内容が記載されていますので、ご興味がある方はぜひこちらをご覧ください。

アイメイトの飼育奉仕とは?

アイメイトは繁殖犬を預か理、誕生から生後2ヶ月まで子犬を育てる「繁殖奉仕」、生後2カ月以降の子犬を訓練を始める1歳過ぎまで預かる「飼育奉仕」、現役を引退したアイメイトを家庭犬として引き取る「リタイア犬奉仕」、様々な事情でアイメイトにならなかった犬を家庭犬として引き取る「不適格犬奉仕」などと、様々な奉仕者がその育成に関わっており、全てボランティアで有志のご家族が引き受けています。

ダークアテンドのせとせっとは、パートナーとともに「飼育奉仕」として、アイメイト候補犬を預かっています。協会による訓練開始まではとにかく愛情をもって育てることが飼育奉仕者に依頼されています。この期間が、今後使用者と家族の一員として仕事をするためにとても大切な経験なのです。実はせとせっとのような視覚障害者が飼育奉仕をするのは、今までにあまり例がないそうです。

次の記事では、実際に現在アイメイトの飼育奉仕をしているせとせっとのインタビューを掲載します。飼育奉仕をするに至ったきっかけや、アイメイト候補犬との実際の生活について話して頂きました。
この後の記事もお楽しみに~💛