戦争の反対語は単に平和ではなく、対等な対話を続ける努力をしていくことだ
「戦争や戦いの反対語は、単なる平和ではありません。違った意見を言えない雰囲気をつくることなく、誰もが対等に対話ができる状態を維持する努力を続ける中に平和な状態が立ち現れてくるからです」
これはダイアログ・イン・ザ・ダーク、ダイアログ・イン・サイレンス、ダイアログ・ウィズ・タイムの創設者、アンドレアス・ハイネッケの言葉です。この言葉を胸に、私たちは対話の種を日本でまき続けてきました。
胸がいたむ戦地の映像を見ていると、戦争を対話で解決するのは不可能に思えるかもしれませんが、世界には確かに対話の力で解決された戦争も存在します。
私たちに遠くの戦火を消す力はないかもしれません。けれど対話の力を信じて、対話の種をまいていくことはできます。実際のところ、世界で起こっている暴力の多くは、戦地ではなく、私たちの身近なところで起こっています。家庭で、学校で、会社で、あなたの近所で。
祈りの力だけで世界を変えることはできません。だから、まずは私たちの身近な人に「ありがとう」と伝えてみませんか?一緒にいられることを、一緒に笑えることを。
もし、「ありがとう」の伝え方を忘れてしまっているのなら、ぜひ暗闇の世界へ遊びにきてください。ここは温かな優しい言葉があふれる場所ですから。
一緒に遊びながら、楽しみながら、対話をしましょう。
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
スタッフ一同