ダイアログ・イン・ザ・ダーク:アテンドスクール卒業生にインタビュー!(みさき編)
2022年に開催したダイアログ・アテンドスクール(ダークコース)を受講したみさきちゃんとノージー。2人は2023年の4月からスタートしたTBS系日曜劇場「ラストマン ー全盲の捜査官ー」とのコラボイベント『ラストマン・イン・ザ・ダーク』のバディとしてデビュー。そして現在はDIDのアテンドとして活躍しています。そんな二人に、アテンドスクールの思いでや現在のお仕事についてインタビューしました!
自分で考えること、工夫することが沢山のアテンドの仕事は楽しくて、やりがいがあると話してくれたみさきちゃん。さてさて、その魅力とは?
〜憧れの仕事が、日々の仕事に〜
ダイアログ・イン・ザ・ダーク(以下DID)のことは知っていましたか?
12歳の頃、母親と一緒にDIDを体験をしたことがあったので知っていました。アテンドスクールのことは、視覚障害関係のメーリングリストに告知が出されていたのを見て知りました。
なぜアテンドスクールを受講しようと思いましたか?
接客の仕事をしていたのですが、人と話すのが得意ではないので、もっとコミュニケーションの力をつけたいと思ったのがきっかけです。そして、アテンドとして働きたいという気持ちもありました。
アテンドスクールに参加した感想を教えてください
現役で活躍しているアテンド達と接して、とても刺激を受けました!アテンド達はイキイキ働いていて、お客様だけではなく誰に対しても相手を思いやることが上手なのがとても印象的でした。それはアテンドという仕事をしているからだけではないと思うんですが、この人達みたいに、ちゃんと人を思えるようになりたいなって思ったのを覚えています。
「対話の森」で働きたい!という気持ちがあったものの、コミュニケーションに苦手意識があったから、本当にできるかどうか不安があったのも事実です。でも、色々なワークをする中で、なんとかついていけた気がしたし、それがあったから自分もアテンドの仕事ができるかもしれないと思えるようになりました。
アテンドとして働いてみてどうですか?
以前の職場では目が見えない人は私だけだったというのもあるかもしれませんが、”あなたの仕事はここね”と、決められたことだけをやって毎日過ごしていました。何も考えなくても良かったし、自分の責任も最小限だった。けれどそんな中にいるとだんだんと自分が小さくなっていく気がして辛かったですね…。
「対話の森」に来てからは、色々工夫したり、考えないといけないことがたくさん!暗闇の中に入ると、何かが起こっても自分でなんとかしないといけません。でもそれが楽しいし、”その仕事やります!”って言える環境が嬉しい。前の職場だと”やりますよ”っていうと、逆に迷惑をかけてしまう雰囲気があって、言い出せないことも多かったんです。そういう意味で、ここでは周りの人と一緒に仕事をできている感じがします。
何よりも色々な人がいて面白い職場です。これだけ見えないアテンドがいっぱいいるからか、見えるスタッフから変な方向で全然気を遣われないんですよね(笑)良い意味で雑な扱いというか。それがとても居心地がいいです。
今後の目標を教えてください
通常のプログラムだけでなくビジネスワークショップなども担当できるようになりたいのですが、一番なりたいのは”子どもに好かれるアテンド”。今まで身近に子どもがいなかったので、子どもとの接し方がいまいち分からなくて。どうしたら子ども達と仲良くなれるのかが私の今の課題です!
みさきちゃんのようにアテンドの仕事をししてみたい!という方や、アテンドがどんな仕事か興味のある方は、是非ダイアログ・アテンドスクールに参加してみてくださいね!詳細はHPをご覧ください。