みなさん今年はどんな夏をお過ごしでしたか？
ダイアログ・イン・ザ・ダークでは、多くのお客様にご来場いただき、おかげさまで大盛況の中、アツいアツい「夏祭り」が幕を閉じました。

ダークの夏祭りをご体験いただいたお客様には、体験後に絵日記を書いていただいていました。暗闇の夏祭りは何も見えないけれど、皆さんのかく絵日記には、色鮮やかな思い出がたくさん。
全てご紹介したいほど素敵な絵日記ばかりですが、ここでは、その中でも特にスタッフの心に残った素敵な文章の絵日記を厳選して4つご紹介させていただきます。

『真っ暗な中だったはずなのに思い出は色鮮やか。
はじめはちょっと怖い気持ちがあったけど、途中からはいつもより楽だった感じがした。見られていない（評価されていない）ことの安心感。取り繕わなくていいリラックス感。自分の特性（生きづらさ）を改めて実感できる瞬間でした。
でも、みんながいたから、見えていない不便さもあまり感じられなかったけど、一人で、はじめての場所だったら、、、って考えたら楽しめなかったかも。いい思い出になりました。』

『くらやみだったので、耳をとぎすませ、手探りですごす時間。息子と娘が呼んでくれる声が愛しかったです。久々に夫のささやく声をきいて優しさに改めてドキドキしました。
今日初めて出会った方々も、声をかけあい、触れ合い、すてきな時間でした。自分も優しくなれた気がします。　
視覚にしょうがいのある方も過ごしやすい日々を送れますように。』

『色がある。
見えるように感じていた。
景色は目ではなく脳で作っているらしい。
目で感じている事よりも
本当はもっと多くの事を日々感じているはずなのに
見えないふりをしているのかもしれないと思った。
夏は目で見えるものだけでなく、
熱、温度、呼吸、音、
全てが夏色になっていると
そう感じた』

『きょうは、かぞくで ダイアログインザダークに さんかしました。わたしは きょうが たんじょうび なので、おもいでに なることが したくて、かぞくを さそいました。じつはわたしは 15年いじょうまえに いちど さんかしたことが あったので、ぜひ いちねんせいになったむすめにも たいけんして ほしかったのです。やってみて ほんとうに よかったです。

むすめは こわいと わたしのうでに すがりついてきましたが、そのあたたかい手に たすけられたのは わたしのほうだったのかもしれません。いつもいじょうに こえもだして、いっしょうけんめいガイドのニノさんのいうことをきいて こうどうしたむすめは、わたしがしっているいじょうにおとなでした。』